先祖供養

先祖供養

私たちがこの世に生を享けるためには、先祖の存在が欠かせません。生命の相続が行われて今日の私がここにいるわけです。

それでは何故私たちは先祖供養を行なうのでしょうか。日本では昔から年数を経た精霊が祖霊となって子孫の吾々を守って下さるという信仰がありました。それが仏教と結びついて先祖供養の概念となりました。

供養には元々「尊ぶ」という意味があり、先祖を尊ぶという意味が先祖に感謝、回向するとの気持ちへと転化しました。回向は吾々の積んだ功徳が先祖に通じ、先祖は吾々を暖かく見守って下さることから、どちらかの一方通行というわけではありません。

先祖供養をする心が、実は私たち自身の気持ちを浄化し、それが幸せにとつながるのです。

当山では皆様の供養の心を大切にしていきたいと考えております。